SYM NEW FIGHTAR 150 ZR エンジン不動 修理

2021年3月15日

はじめに

1年間放置してしまったファイター150。いざエンジンをかけようとセルスイッチを押す。だが、バッテリーがあがってしまっていた。それならばと、ジャンプスタータで試みるもセルは回るがピクリともしない。キルスイッチ、ガソリン、配線も確認して、問題なし。大体検討はついてるけど、さぁ、、、バラすか。。

まずは、プラグチェック

サイド、シート下の外装をばらし、プラグを外す。
シリンダーヘッドにクリーナーを吹いて素早くプラグ装着。セルを回すと、、、”ブルるるるるるr”
『かかった!』

ってことで、”インジェクター”か”燃料ポンプ”が原因だと推測。

燃料ポンプを探る

FI車で放置車両だと、インジェクターの詰まりよりも燃料ポンプの固着が原因と推測、探ってみる。
案の定、キーをONにしてみると、燃料ポンプの作動音がしない。完全におかしい。

燃料タンクの上のボルトを外し、燃料ポンプのユニットを取り出す。蓋周辺が結構汚れていたので、綺麗に掃除して開ける。左の太い方のホースがリターンで右が送り側になっている。カプラーは4ピンで、燃料ポンプの+.-.燃料メーターの+.-.になっている。これ

も接点復活材で、ついでに綺麗にしておく。

 

 

 

燃料ポンプユニットを取りだす

このように、配線ごとガソリンにドブ漬けになっている。ここで、疑問。電気にガソリン、、、、爆発しないの??ってヤツ。これは大丈夫。ガソリンは不導体なので、電気は限りなく通しにくい。さらにガソリンは気化したところで大変発火し易いので配線が浸かってる状態では安全だ。乾いた状態で、酸素を入れてスパークでもすれば爆発するでしょうけど。笑
ガソリンはなるべくエンストギリギリまで我慢しないようにしよう。これは、ポンプに負担のかかる熱対策にもなる。インジェクタで消費しきれなかったガソリンがエンジンの熱で熱くなり、リターン側から流れ込んでくるからだ。まぁこのクラスのバイクではあまり気にしなくていいのかもしれない。

燃料ポンプを外す

左側に見える筒状のものが、燃料ポンプで、右側に見えるのが、燃料系を計るフロートだ。これが、燃料タンク内のガソリンに浮いてその角度センサーで残燃料を測っている仕組みだ。燃料ポンプの先についているフィルターも汚れがひどい。ポンプはクランプのネジ一本で留まっているので外し、配線、IN側の燃料ホースも取り外してポンプを取り出す。

外して、外部電源でポンプを回したが、どうやら固着ではなく、ブラシの接触不良みたいな気がしたので、早速部品注文にかかる。固着の場合はキャブクリーナーにドブ漬けで直る場合がある。

 

 

新しい燃料ポンプを確認する

今回は足もなく、急いでいた事もあって、中華製のポンプにした。純正品は1万円近くする上、台湾からの発送で10日を要するからだ。

これが中華ポンプだが、ヤマハの汎用品ということでオークションで売られていた。フィルターにホース、バンド、クリップまで付いて2580円という破格だった。しかも2日で手元に届いたので、ありがたい極まりない。。。予備整備などされる方はあらかじめ早めに純正部品を手配したほうが良いと思う。台湾製だとしても、やはり純正が一番だ。こんな重要部品に中華製を使うのは正直オススメ出来ない。自己責任でありチャレンジャーすぎる。一応、しばらく使ってみてレビューしてみようと思っている。

燃料ポンプ:純正との比較

汎用品のサイズは確認はしていたが、以外と良い感じだ。

形は若干違うので、加工は覚悟していたが、径も同じ。これなら加工無しでいけそうだ。
ホース、バンド、フィルターがセットになっているのは非常にありがたい。

 

 

燃料ポンプを取り付ける

純正品の黒いラバーをフィルター(吸い込み側)に再利用して取り付ける。これもまた、ポンプのリターンの穴とバッチリ合ってくれていたので、ラッキーだ。穴をしっかり合わせてはめ込む。

 

 

 

 

クランプ、ホース、配線を組み込む

特に説明はいらないだろう。取り外しと逆の手順でどんどん組んでいく。ホースバンドは締めすぎ注意だ。
配線の端子が弱っていたので、新品に取り替えた。耐油製の絶縁素材を持っていなかったので処理が甘いが、端子部が吸引部よりも下になり、ガソリン漬けの形なので、大丈夫。エンジンが掛かったら買いに行き、再度バラして取り付けることにした。ここの絶縁対策は確実にしておかなければいけない。

 

 

ポンプユニットをタンクに戻す

燃料ホースを付け、ホースバンドを締める。
タンクのボルトを仮締めして、キーをONにしてみる。

 

 

 

 

 

 

ぶーーーーーーーーんっとポンプの音がする!

エンジンを掛ける

タンクのボルトを本締めし、セルをON!

 

 

 

無事にエンジン始動!!

外装を装着して終了

いったんエンジンを切り、ささっと元通りにもどす。

まとめ

急いでいたので、荒っぽい整備になったが、時間のある方は、これを真似にはせずにしっかりと、純正品を組み込んで欲しい。これまでに中華製には痛い思いを何度もされているからだ。しかし、壊れたバイクが直ると気持ち良いもんだ。まさかとは思ったが、ヤマハの社外汎用品がポン付け出来るとは思わなかった。これから、酒と絶縁部材を調達しにドライブかな。暫くポンプの様子を見て、純正品を組み込もうと思う。追記します。